ループフェンス
Eタイプ / Dタイプ土石流対策

  • 概要
  • 構造と特徴
  • 設置形態
  • カタログ
崩壊土砂防護柵・土石流・流木・礫・せり出し防止柵

ループフェンス・Eタイプ / Dタイプは支柱、メインケーブル(ワイヤロープ)、ケーブル接続金具、金網、ディスタンスキーパーで構成されており、1本のワイヤロープを2本の支柱に巻きつけて環状とし、その重合箇所にケーブル接続金具を取り付けて固定しています。土砂等が衝突、堆積した場合にはメインケーブル、金網にてその荷重を面的に受けながら支柱が全体を支持します。

認定
NETIS登録番号 SK-020001-VE(活用促進技術)<掲載期間終了>
特長

■ 多くの実績を持つ高エネルギー吸収型落石防護柵「ループフェンス」の技術がベース
■ ループ状に周回したワイヤロープは全体の弾力性を生かした高い緩和性能を有する
■ 部材数が少なくシンプルな構造のため組立・解体・土砂排出が容易
■ 大口径ボーリングで自然斜面へ直接設置することが可能
■ 国土交通省新技術提供システム(NETIS)SK-020001-VE (活用促進技術)<掲載期間終了>

土砂排出

スパン毎に独立したシンプルな構造のため、土砂排出が容易です。また、金網以外の全ての部材は再利用が可能なため、メンテナンス費用が安価です。

全体構造
1. 支柱

鋼管内に鉄筋を配置し、コンクリートを充填し固化させた複合部材「コンクリート充填鋼管」です。このように製造した支柱は、鋼管の耐力低下の原因となる局部座屈を防ぐとともに、鋼管による拘束力がコンクリートに3軸応力状態を形成させ、また引張側鉄筋の効果から全体の耐力および靭性の上昇をもたらします。
現場状況に応じて2分割での製造も可能です。

2. ケーブル接続金具

ケーブル接続金具は周回してループを形成するメインケーブルの先端同士を接続する部品です。施工時はレバーブロックや張線器と併用することで、メインケーブルを容易に張設することが出来ます。

3. ディスタンスキーパー

ディスタンスキーパーはメインケーブル(ワイヤロープ)の間隔を保持する部品です。チェーン部を構成する個々のリンクは、メインケーブルのピッチに合う寸法で規則的に配列されています。

設置形態

現場状況に応じ最適な設置形態を選ぶことが可能です。
設置形態は大きく分けて「擁壁上」および「地山・斜面上」の2種類です。

  • 擁壁上設置

  • 擁壁上設置(増設)

  • 地山・斜面上設置

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